2016年03月15日

「女性は二人以上子供を産むこと」が差別発言

 テレビを観ているとたびたび思う事。
「問題点は論じられているのに、答えに辿り着けない」
 実際、結婚した女の人に子供を産んでもらう(行政側からの視点になるとこういう言い方になりますね)ことができないと、将来的にその女の人が年金をあまりもらえなくなったりします。表題の発言をした校長先生は、報道の通りならばこのような趣旨で言ったということになってます。若いうちに産め、とも。出産にも適齢期があり、それを過ぎると子供を産むのがむつかしくなる、これも真実です。
 子供を産んで育てた後、教育機関で学んでキャリアを積み始めよ、という発言もしたそうですが、これは新入社員に新卒大学生をひたすら求める日本の現状に照らせば、あまり現実的な提案だと思えません。
 そこで、件の発言をまとめるならば、女性に若いうちに多くの子供を産んでもらうことは、国や本人の将来にプラスになることであり、しかしそのために提案された人生モデルは不適切、ということになるでしょう。
 しかし、報道を見る限り、校長の発言全体を批判し、女性が若いうちに子供をたくさん産むこと自体をも批判しているようにも思えます。そこは批判すべきポイントだろうか?
 人生モデル自体は無数にあり、どんな人生を送っても他人に誹られるべきものではありませんが、一方で国全体の青写真を描くべき政治家や、人生の先輩としての大人からのアドバイスというのもむやみに否定されるべきものでもないでしょう。公共サービスを受ける上で必要になってくる納税者の数は多い方がいいという話や、出産に適齢期がある、という話は、真実であり、そのことを発言すること自体を批判する理由は無いように思われます。今の日本ではむつかしく、現実的でないというなら、むつかしいことが問題であり、納税者や労働者としての立場から訴えていくべきで、問題提起とはこういうことなのではないでしょうか。
 以前も、NHKの特集番組で中国の覇権体質について論じていて、共産党は国民の意識とは別に思惑を持って南シナ海や尖閣諸島へ手を伸ばそうとしていると言っていたのに、解決するための方法として日本人が中国人と仲良くして日本と戦争したくないと思わせようと結論づけました。
 ずっこけです。
 え、いま、共産党の独裁って言ってませんでしたっけ? 中国の一般市民に国を動かす術が無いのに、なんで仲良くしたら戦争を止められるんですか。
 商売相手として、よき友人として、中国人と交流することで交流した本人には様々な恩恵があるでしょう。かけがえのない宝物になるかも知れません。でもそれって、戦争を回避することにはつながりませんよね。さっき、そういう話をしましたよね?
 だったら……

 独裁政治を崩して民主化させるべく働きかける
 共産党独裁政権と仲良くする(利益を共有する)

 この二つが有力な選択肢になりますよね。
 などと、今のテレビでは、問題を認識することと、その問題を解決するための提案をすること、この二点が期待できないな、と思うわけです。
 この傾向は多分日本に特有のことではなく、だからアメリカでトランプ氏が一部から熱狂的な支持を得ているんだろうな、とも思っています。極端な解決方法を提示しているだけで、問題の認識は共有できているんだろう、と。
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする