2009年12月01日

「F−23S製作記」脳の作業量と、手の作業量

 投稿小説は、長編の方がほんの三行書き進める。短編は、やっぱりほんの二・三行の決め文章が思い浮かばずに難儀している。長編はブレイクスルーするといいなぁ。

 今日も、一時間程、模型の製作にあてる。今日は、推力偏向ノズルの話。
 ノズルを上下に開こうと企んでいて、排気に晒される内部の塗装を終えて、機体のラインから飛び出るノズル側面図の塗装をしようとして、ふと気づく。
 ここは何色に塗ればいいんだろう。
 ベースになったYF−23は、キットの元の設定同様に無可動、推力偏向式にはなっていない。参考になるのは(ライバルの)F−22Aのノズルだと思い、手近にあった「スケールモデラー」誌の2008年2月号を開いた。雑紙の付録である1:144のF−22Aキットは、ノズルが胴体に引っ付いていて面一になっているので塗装図は参考にならない。実機の写真ページへとページを進める。46ページに、機体を後部から写した写真を見つけて食い入った。
 排気口内部はカバーが掛けられて見えない(ここは唯一、ステルス設計の施せない部分であり、この部分の電波反射特性がF−22Aを特定するほぼ唯一の箇所。なので、機体の外形よりも機密度が高いのだと思われる)。けれどノズルの可動部分は垣間見える。外板と耐熱材料の内部との間に隙間がある。上下面の外板は蛇腹の様にノズル付け根と繋がっている。垂直尾翼の間に当たるノズル側面には、隙間を塞ぐ板が無いのだ。隙間部分には、ノズルを稼動させるアクチュエイターがあるに違いない。F−15のノズルが、外板を外してアクチュエイターを露出させているけれども、似た様な機械がF−22Aのノズルにもあるのだろう。
 F−23Sの場合はどうだろう。やはり、ノズルを動かすアクチュエイターがある。しかし、側面の隙間を覆う仕組みを設けるには、複雑な形状(のはず)のノズル付け根と干渉しない様にするための絶妙な仕組みが必要になる。排気口はF−22Aと同様に、やはり二枚の垂直尾翼の間にあるので、横からのレーダー波には晒されない。わざわざ細工を施さずとも、構わないだろう。むしろ、故障する可能性のある可動部を増やすのはリスキーである。F−22Aと同じように、ここには隙間ができるだろう。
 そこまで考えた時、このスケールでノズルの様な小さな部品に隙間を穿つのは、私の腕では叶わないと思った。露出するのは尖った部品の先端部のみであり、鋭角の角度の内側にごく細いスリットを彫らなくてはいけない。作業量の割には、まったくちっとも目立たない。
 ここはオミットだ、と開き直り、色はつや消しの黒を塗っておいた。

 文章量と同様に、作業時間もそれなりに使いました。しかし、結果的にはノズルの側面を黒く塗っただけ。
 事程左様に、一事が万事、F−23Sのキットは手の中で色々と弄くっているのですが、その割には製作は進んでいません。
 ですがまあ、作る作業と同じくらいに妄想する作業も楽しいので、これはこれで良し。

 追伸:インテイクは、屈曲ダクトにしました。意地悪く覗き込むと、ようやくちらりと覗く程度の改造です。
タグ:F−23S
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 1:144模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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