2009年12月18日

F−23Sに色を塗る……ステルス機の塗装とは

 投稿小説の執筆は進まず。一行を書くためだけに、今日は費やされた。その一行を書くに当たって、ギャグやユーモアというのは人物設定も笑いの要素の一つなのだと実感した。長編小説の一挿話としてユーモアやギャグを挿入するのは難しい。

 F−23Sに色を塗る段階に至って、どのように迷彩を塗り分けようか悩む事になりました。いつもは説明書に従って、なるべく実機に近づけるべく写真とくびっきりで塗っています。好きに塗れというのは、スケールモデルの出戻りをしてから初めてかも知れません。
 そして、元が架空機ということで、適当に塗ってしまったらおもちゃっぽく見えてしまうんでないかと心配したわけです。けれど、飛行機の迷彩の指南書など手元にはありません。何かないかと考えていると、そういえば昔買った「コンバットマガジン」に元海兵隊の狙撃手が、ギリースーツ(隠蔽用の特別服)の作り方や装備の塗り方なんかを書いた記事があったはず、と思い出して本棚を引っかき回しました。
 載っていたのは「コンバットマガジン 2002年9月号」で、「USマリーン直伝カモフラージュ・テクニック」という記事。ベストや装備品を、潜伏中に敵に見つからぬよう塗装したりする記事。それによると、基本は「4S」――シャイン(光沢)、シェイプ(形状)、シャドウ(陰影)、シルエット(輪郭)を目立たなくする、のだそうだ。なるほどね。
 更に、F−23Sの迷彩塗装が生きる場面について、考えてみた。この機体はステルス機である。空中でレーダーによる探知はされない。実を言うと真後ろからは探知される(と思う)のだが、敵機にあっさり後ろを取られない様な運用をする。そのため、基本的には敵戦闘機から視認される様な距離には近づかない事になる。私の設定ではそのため、自衛用のミサイルも中距離射程空対空ミサイルに絞った。
 視認距離内での空中戦は起こりえないので、それに対する対策はしなくてもよい。
 地上からは、エンジン音の方向から察知される可能性がある。けれど、この機体は高々度を飛行し(だから高空を飛んでいる姿を見られる)、また地対空ミサイルや対空砲の照準レーダーに捕捉されないために、効果的な射撃を行う事はできず、従って地上に対する効果的な迷彩もしなくてよい。
 唯一、この機体が間近で見られるとしたら、偶然に敵機が近接した場合である。F−23Sの運用形態は(私の設定だと)高々度侵入、超音速で兵器を投下しそのまま離脱する、というもの。けれど、戦争の初期段階に発生するSEADやDEADといった防空網制圧任務の真っ最中は、敵地上空に囮の無人機や味方攻撃隊、敵の防空戦闘機や地対空ミサイル、対空砲火が乱れ飛ぶ事になる。その状況下では、F−23Sといえども戦闘空域を避けて低空を侵攻する可能性もある。地形追随飛行では、効果的なレーダー捜索もできないし、味方のAWACS(早期警戒管制機)が敵の防空戦闘機に狙われて回避機動を取り、レーダー覆域に穴が開いて付近の空域の情報が得られない可能性もある。
 そうして、ステルス性を生かした低空飛行でひたすら突撃している状況だと、地形の陰から飛び出してくる敵戦闘機と近接遭遇する可能性もある。というか、ここまで考えないと、敵機がF−23Sを視界で捕らえることはできない。
 その時に必要な迷彩とは、敵が何を目撃したのか、すぐには認識できないようにするものだろう、と考えました。反撃なり離脱するなりの時間を稼ごうという事です。形状と機体の姿勢をはぐらかす、という方向で迷彩を考え出します。そのため、上下でほぼ同じ塗り分け、機体の大きさと翼の前縁・後縁の角度を誤魔化す、という迷彩になりました。また、胴体やエンジン収容部は暗いグレイで陰影を隠しました。
 その結果は……完成品ができたら公開します。
 あと数日は、細かい所をちまちまといじくる予定です。
ラベル:F−23S
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1:144模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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