2016年02月29日

支持者の収入の多寡に何の意味が?

 ここひと月の大きな話題がアメリカ大統領予備選挙のトランプ候補の躍進だけれども、予備選挙が始まる前あたりから、日本のテレビなどでは「支持層は低所得者である」と報じ、言外にトランプの主張は取るに足らないと匂わせるような主張をしていたように思える。三回目の予備選あたりからは、支持層にヒスパニック系や中間層も加わっていると報じられたけれども、先週のNHKのクローズアップ現代でも「支持層は低所得者」という冠言葉がついていた。
 個人的には、反ウォール街デモが大きな話題を呼んだくらい低所得層が増えているなら、低所得者を味方につけたトランプ候補は強力な存在だと理論づけるけれども、そのように報じているマスコミは少ない。なぜだろう。
 そこには、低所得者=情報弱者という侮りを感じられるような気がする。日本の話題でも、いわゆるヘイトスピーチを揶揄する方々が、相手の団体を低所得者だと言ったり、「安倍首相を支持するような右翼は低所得層」という主張をしたりしているマスコミがいる。同じ会社が、格差拡大と貧困層増加を嘆いていたりするが、やはり低所得層の拡大と、彼らのいうところの右翼や差別主義者を関連付けた論調は見られない。論理的に、格差の拡大する現代社会は右翼と差別主義者が台頭するディストピアになる、とそう読み取れるはずなのに、なぜそのような結論が出されないのか。
 やはりそこには、低所得者の主張や思想は取るに足らない、と見下している匂いが感じられる。でなければ、真剣に低所得層への脅威を煽っているはずである。
 民主主義下の一票は、投票者の貴賤に関わらず同じ一票であり、票が集まれば支持された政治家はそれだけの力を得るが、なぜかそうした危機感は持っていないようだ。
 私としては、綺麗ごとばかりいう政治家が信用を失って、現状を打破すべく両極端な候補者が支持を集めるという展開は、かなり納得できるものであり、民主主義が政治を大きく動かすことができる証左だと思うのだけれど、みなさまは如何思われるだろうか。
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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