2017年04月11日

「世界の傑作機 178 ダグラスA−1スカイレイダー」感想

 今日は買い物ついでに花見。在所はどこも満開だった。惜しむらくは空が曇っていたこと。この季節はいつもこんなもんだけど。

 開発時期から最後の、または究極のレシプロ艦上攻撃機ともいえるA−1スカイレイダーの本です。ドイツの究極のレシプロ戦闘機といえるTa−152とは違って、こっちは第二次大戦後も朝鮮戦争とベトナム戦争で戦っているという、存在意義を存分に知らしめた機体ということで、楽しく読みました。
 個人的に興味を持っていたのは、レシプロ機だというのに低空侵入で核攻撃を任務とされたタイプがあったこと。それと負けに近い戦を戦ったスカイレイダーの出血具合で、泥臭い戦いが好きな私にとっては、大変に言いにくいことだけれど、美味しいネタである。しかし、この二つのネタは残念ながら載っていませんでした。
 核兵器の装備と運用に関しては、私個人の偏った興味であり、山ほどある装備の一部でしかないので、仕方ないと諦めました。ただ、戦争に関わった部分は記事としてまとめられていたのですが、内容に不満点があったので一言書きたいと思います。
 スカイレイダーの本であるにも関わらず、記事の内容が戦争自体の解説に終始してしまっていて、その中でスカイレイダーがどう使われていたかという観点がみられなかったのが残念です。特に朝鮮戦争に関しては参加機数やソーティの推移も記載が無く、弾薬投射量も記述が無いので、スカイレイダーの本の記事になっていないのは問題だと思います。
 ただ、鳥養鶴雄氏の解説では、日本の戦時中の設計者によるスカイレイダー論のように読める部分があったりして面白く、写真ページの解説も内容が豊富で、模型になりにくい複座型スカイレイダーに対する知見が多く得られたので、本全体は充分に満足です。
 レシプロの最後と、ジェットの初めの頃の機体は、面白いなぁ。
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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