2014年08月21日

マンガ版「新世界より」第七巻(最終巻)感想

 ここのところ寝不足だったので、今日は休息。めちゃくちゃ暑い。こういう日こそ海辺は気持ちいいのだけれど。

 実は、マンガ版「新世界より」の著者がツイッターでちらっと「雑誌の原稿料が少なくて赤字」という情報を呟いていたので(twitterの方は消されているのでまとめ記事ですが:http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-24539.html#more)、単行本が出たらそっこーで買わなくてはと思っていました。
 甥っ子が来ていたのですっかり忘れていたわけですが。
 そんなわけで、ようやく読み終わったので感想をば。
 エロいと話題だったマンガ版も、さすがに最終巻ではお色気はないだろう、と思いきや、一ページ分だけありましたよ。内容は前巻からずっとクライマックスなので、無くても充分に面白いのですが、こういう隙間のサービスはとても嬉しい。
 ストーリーは原作もあり、アニメも完結しているので触れないことにして、マンガならではの要素として個人的には主人公の渡辺 早季ちゃんの私服が素晴らしかったことを強く推したいと思います。
 今、本棚から引っ張り出して眺めてますが、一巻の表紙で胸の谷間が強調されている私服は、股上の浅さもものすごく、ただ立っているシーンだけでも妙に色っぽく見えます。原作からストーリーを大きく外すことができないコミカライズにおいて、画をみるだけで楽しめるようにする方向性は正しいと思います。お色気や残虐なシーンはアニメにできない分、マンガで絵にするというサービスは、アニメを全話観たあとでも先が気させてくれました。今のアニメは、そういう意味では残酷なできごとの起こりにくい、いわばおとぎの世界みたいに見えるのですが、まあこれはアニメ制作会社の問題ではなく日本社会全体に関わるものなのでこれ以上は突っ込みません。
 私服の話に戻しますと、4巻で26歳になった主人公は、しばらく和服姿になってしまいます。話の展開的に仕方なく、お色気は扉ページのみになってしまいますが、5巻の終わりで再び私服に戻ります。26歳の早季ちゃんの私服も方向的に1巻の小学生時のものを引き継ぎ、谷間と股上が強調された素晴らしいものになります。
 そして7巻ではシーンが切り替わり、町を取り戻す作戦が行われますが、そのわずかなページで描かれる早季さんの私服が、これまたすごい。一言で言えば「横乳」です。
 その後は、基本は和装になります。町の実力者ですからね。控えなければなりません。そうした事情は、銅像として讃えられた東京大決戦と題された彫刻によって如実に語られています。谷間と股上が強調されていた私服姿が、その下にシャツを着せることによってお色気が封じられているのです。
 マンガ版の作中世界においても、権力者がエロくちゃいけないんですね。わかります。

 とまあ、マンガならではの楽しみがあった主人公の私服姿でしたが、もう一つ忘れてはならないオリジナル要素が「おだぶつ!! ゆう麗子ちゃん」。基本的に厳しい展開の続く本編と打って変わって、死んでしまった魅力的なキャラクターのやりとりが楽しく幸せそうで、単行本の末尾で癒されました。
 特にこの最終7巻。不幸な死に方をしたキャラクターたちが最後に出会って交わされた会話が、全てを救ってくれたようで、マンガ版を読み続けてきてよかったと感じさせていただきました。
 マンガ版「新世界より」に関わられたみなさまへ、感謝を申し上げます。
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月12日

睡眠薬「うまるちゃん」!

 投稿小説は午前中に少し進める。
 午後は、招待状なるものをもらったので初めてのコストコへ。なんか、ネットで見たアマゾンの倉庫みたいな感じのお店だった。何もかもが量が多く、買うものはあまり無し。アメリカ人の生活の一端をつかめた気がした。

 枕元に「干物妹! うまるちゃん」の単行本を置いています。寝る前に読んで和んでます。話を重ねるごとに、うまるちゃんが悪意の無い純粋な笑顔、いわゆる「和顔施(わがんせ)」を浮かべることが増えてきていて、それが心地いいのです。
 特にクリスマスの回、最後のページで見せる、「ぬへへ。そうだよ」と言う時の笑顔は、おもわず目頭が熱くなり、うるっと来てしまいます。いやぁ、この娘には泣き顔をさせてはいけないな、などと父親でもないのに思います。
 アニメにならないかな!
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月10日

メカがきもくなる「女子攻兵」5巻(松本 次郎 著 新潮社BUNCH COMICS)

 今日はアジサイを見に行こうと思い立って鎌倉へ。古民家ミュージアムのあじさい小道を初めて覗いてみる。ここで充分に満足したので、毎年行っている明月院はパスして成就院へワープ。早い時期だったので、色が淡めで曇りや日陰でも美しく見られました。

 帰り道で買った「女子攻兵」5巻(松本 次郎 著 新潮社BUNCH COMICS)の感想です。
 主人公の内面世界から現実へと戻り、新しい展開に至るまでの5巻ですが、個人的に注目したのは新登場してくる次元兵器です。
 思えば1巻。初っ端のコマに登場するのは、まんまMi−24 ハインド(旧ソ連製の強襲ヘリ。戦闘能力を持ちつつ、兵員輸送能力も併せ持つ)でした。昆虫の目のように、前後に二つ並ぶバブルキャノピー(半円状の操縦席の窓)が特徴の凶悪な顔が、狂気をはらむ世界観にぴったりでした。
 戦車はドイツのレオパルド2だし、女子攻兵たちの持つ銃も、おおむねヘッケラー・コッホあたりの実銃っぽかったりで、それなりにシビアなメカデザインに空もの専門な私でも興奮させられる演出を醸し出していました。
 2巻。女子攻兵を運んできた輸送機が、「風の谷のナウシカ」のバカガラスっぽいファンタジーデザインに。女子攻兵を運ぶヘリは、ハインドに昆虫状の脚が生えました。くわえて、ローター(回転翼)ではなくトンボのような羽で飛ぶ仕組みに。前線部隊で使っている銃も、光学サイトの無い箱だし状態のAKに。
 メカの質が変わってきました。
 3巻。私がこの世界に引きずり込まれた90年代に妙な流行の終わりに差し掛かっていた、いわゆるビキニアーマーを彷彿させる無音近接戦特殊装備が登場。脳髄のように気色の悪い預元者管理区域が描かれ、補給用のティルトローターは単なる四角い箱に。徐々に現実離れをしていきます。
 4巻ではもはや現代戦とは程遠い肉弾戦をするわけですが、主人公タキガワの内面世界を描く過去編に入り預元者の作り出す不条理な世界が描かれました。ここで、まるで神話世界のように主人公に敵対する世界=預元者の御業が現れ、読者から現実感を徹底的に破壊しさります。
 そして、この5巻。表紙に描かれるように、メカからはもはや機械が失われ、主人公が操縦するのは戦闘機という名の蠅になります。戦闘機を搭載する巨大兵器が中盤に現れますが、ナマモノです。
 五冊という長い道のりを経て、なんと遠いところまで運ばれたことか。
 この変化を元に推理をする私の様な人間は、恐らくこの変化を意図された伏線として世界観の謎、預元者の正体と次元世界の謎を暴こうとするんですが、このメカデザインの変遷は割とその謎の核心に迫るもののように思えてなりません。どうでしょうか。
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月27日

「Spotted Flower」一巻(木尾 士目 著 白泉社)感想

 今日も読書。考えてみても頭が空っぽなまま。

 正式な発売日の前に「エロい」という感想をネット上で見かけましたが、どうも作者の別作品の登場人物に似ているという「Spotted Flower」一巻(木尾 士目 著 白泉社)、読了しました。
 え〜、エロ寄りというのは、半透明のカバーを外してみれば即座にわかる仕掛けになっているのですが、個人的にはエロいというよりは、別作品ではあまり見られなかった女の子がころころと表情を変えて、可愛いなぁという感想です。
 作者の方が断言していないので、読者の方で勝手にパラレルワールドとして楽しむ感じですが、元の作品ではありえない姿を見ることができるというのは行幸ですね。「げんし○ん」のファンなので、とても楽しめました。
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月12日

白熱の頭脳戦とぐちゃぐちゃの魔法戦のさなかに「新世界より」6巻(原作 貴志 祐介 漫画 及川 徹 講談社コミックスマガジン)感想

 寝込んでいる間にものすごい深夜アニメ放映数。追い付けません。面白いものが多いのでながら観をするのが惜しいですが、まあプラモ作りながら観てます。

 遅ればせながら、アニメから入った「新世界より」のマンガ版感想。本巻は冒険と謀略がノンストップで、いかなマンガ版といえどお色気の入り込む余地は無いのですが、アニメにはいなかった少年少女の存在で波乱が増しているので先が気になる展開です。
 彼らが単なる付加物ではなくきちっと見せ場があるのがいいですね。アニメでは描けないグロイ絵が加わって冒険も戦いもよりスリリングになり、そんなさなかにも唐突にお色気が! 凄わざ!!
 胸元の開いた上着に、例によってローライズな短パンという恰好を上から見る構図! B級映画に選ばれた女優のごとく、主人公は見事なボディーで時にはアクションを、ドラマを魅せる!!
 絵で語るマンガという形式で、この「新世界より」を描くためには、この魅惑の肉体が不可欠であり、彼女が主人公である事によって読者は初めてSF的世界やシリアスな展開、グロテスクな造形物に溢れている未来世界を、緊張感を途切れさせることなく読ませることができるのだなぁ、と再確認しました。つい紙面の隅々まで見てしまいますもんね。ホラー映画に必ず金髪美女がいるのとおんなじ様な感じでしょうか? ちょっと違うか。

追伸:NHKの「超絶 凄ワザ!」という番組にはまりかけています。それも、内容もさることながら、ナレーションが面白い。トーンを抑えて静かに語っていたと思いきや、おもむろにヒートアップし見せ場で「凄ワザ!!」。常にテンションの高い昨今のナレーションにあって、この演出は好みです。個人的にツボ。
というわけで、本文ではこの演出をパクってみました。
posted by 匿名希望の茅ヶ崎人 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする